X-Rite社とGretagMacbeth社の経営統合について

はじめに

2006年1月31日にGraphic Artsの分野でお互いに競合関係にある米国のX-Rite社とスイスのGretagMacbeth社の持ち株会社であるAmazys社(旧グレタグホールディング社)との経営統合が発表されました。
この統合計画が順調に推移すれば2006年の晩春ごろ、世界最大の測色機メーカが誕生します。(両社の2004年度の総売上高を合算すると267億円になります。)

会社概要

X-Rite社 Amazys社
設立 1958年 1915年
株式上場 1986年ナスダック 1997年スイス証券取引所SWX
2004年度売上 $126m 123mCHF
従業員数 約650人 約400人
本社所在地 Granville, Michigan Regensdolf, Switzerland
売上構成(2004)
Graphic Arts
Industrial(C&A)
その他

42%
26%
32%

62%
38%
0%
強み アメリカとアジアに強い
自動車、ペイントショップ、印刷に強い
ヨーロッパに強い
グラフィックアーツ、標準色票、標準光源、Webベースのカラーコミュニケーションに強い

戦略

Q&A

Q. GretagMacbeth社製品は販売中止になりますか?

当面の間グレタグマクベスとエックスライトはそれぞれ従来通り別々の会社として操業され、それぞれが現在保有している製品とサービスは継続されることが決まっています。また、いずれの製品をお買い求めの場合でも、製造終了後最低7年間の修理/サービスサポートを提供する事が明言されていますので、現在お使いのものもこれから新たにお買い求めのグレタグマクベス製品も安心してお使いいただけます。エックスライト社もグレタグマクベス社も、従来から相当古い年式の測色機器のサービスサポートを継続しております。これは、エンドユーザーとの長い信頼関係を維持する為の共通の考え方です。なお、経営統合が完了した以降については、経験豊富で慧眼なマーケティングおよび製品開発のプロからなる統合チームが、慎重に両社の製品スペックと製品ラインを吟味し、広範なユーザーに最良の品質と最大の価値を提供できる製品ラインを選らんで行きます。その際に、既に顧客が投資された既存商品との上位/下位互換性も重要なポイントになる事は間違いありません。なお、吟味の結果として仕様変更や製造中止の判断となる製品についても、最低でも6ヶ月間の事前通知を行います。

Q. エックスライト製品をグレタグマクベス製品の取扱店から購入は可能ですか?
 また、グレタグマクベスでエックスライト製品の修理や再校正は実施できますか?

短期的にはグレタグマクベスとエックスライトは別々の会社として経営されますので、今後数ヶ月は貴社へのグレタグマクベス窓口も取扱品目・サービスにも変更はありません。経営統合完了後は、製品ラインとサービス・サポート内容を顧客に対してご提供できる「価値」を元に慎重且つ厳密に精査した上で選択していく予定です。経営統合の進捗状況については、今後も皆様に対して随時ご報告させて頂く所存です。

Q. 現在までのグレタグマクベス社の窓口は今後変更されますか?

経営統合が100%完了するまでは、グレタグマクベスとエックスライトは従来通り(競合する)個別の企業として経営・操業されます。今後数ヶ月間は貴社に対する窓口については現行どおりです。

今後の動き(おそらく)

2006/2月中までは何の変化も無く、3月中頃には新会社の開発、製造、販売に関するプランが発表されてきます。しかし4月末頃までは株主の完全締結の承認がないのでX-RITE、GretagMacbethの別々のセールスが継続するものと思われます。5月から新会社名でスタートと思われます。

2006年3月24日における情報

Data Color社の親会社であるEichhof社がX-Rite社に続いてAmazys社株の公開買い付けを申請しました。 X-Rite社と株の買い付け合戦を行うとのことです。 Eichhof社はX-Rite社よりも5CHF高く株を買い付けるとなっています。

2006年4月9日における新情報

Eichhof社は公開買い付けを断念しました。→参照(英文)

2006年4月24日における新情報[NEW]

6月30日に臨時株主総会が行われ、7月4日以降に新会社が設立予定です。→参照(英文)